“ 草花は わがまま ”



“雑草は強い” と 一般的には言われていますが、

自分を妥協しない、とてもわがままな気がします。


近年の異常気象による影響なのか

自分に最適な条件の時期と場所をシッカリ選んで繁殖をしている。

軽井沢の庭でも、毎年 思わぬところに思わぬ雑草が思わぬ時期に出てくる!

その事によって、気候の変化も感じることが出来ます。


ハート型の葉を持つ多くのスミレは日向に足の踏み場がないほど繁殖するが

細長い葉のスミレはテラス下の日陰を好み、決して場所を変えない。


今年新たなメンバー入りをしたのは

① レースフラワーの仲間

白く咲いている時も、枯れ行く段階のエクル色でも、 綺麗!!!

オランダでは草原によく見られるが、“雑草よ” と言われ・・・不人気!?


② ミゾソバ

雨の多かった今年は、水際を好むミゾソバにとっては繁殖地域が拡大され、

今までに無い所まで勢力を伸ばしてきている。

葉は昼顔の様だが、花は一見、金平糖かと思わせる可愛さ!

ピンクと白を発見!

この様な花と出会えたのは 本当に嬉しい。



日本の草花(フキノトウ、こごみ、タンポポ、スミレ、野イチゴ、ツユクサ、オミナエシ、ススキ 等)も

海外のワイルドフラワー(スノードロップ、バターカップ、バラ、ポピー、タンポポ、アザミ 等)も

それぞれお気に入りの時期に、お気に入りの場所で咲くので、

季節間もあり、レースの題材にもよく使われています。


そう! レースの題材は思いのほか身近な所にあり、

それだけに、その土地柄や扱い方も調べて取り入れたいものです。



しかし、気をつける事も大事!

例えば、ポピー。

日本ではあまり深いイメージはありませんが、

ヨーロッパでは戦没者慰霊の象徴する花とされています。

この頃になると、思いを込めて作られた ポピーのレースを見るでしょう。

*第一対戦の激戦地となった大地一面に赤いポピーが咲いた事からです。

イギリス赴任中は11月11日近くになり、寄付をするとポピーのシールを貼ってくれます。



イギリスの初夏に咲くバターカップという花があり、2009年レースにした事があります。

黄色く咲いた花がバターを入れたカップの様な事からの名付けです。

既に ホワイトレースフラワーをデザインにしたレースを作りましたが、

何時か、金平糖の様な “ミゾソバ” も手掛けたいです。

結構、草花のデザイン化は苦手で、苦労しそう!

気長に 待っていてください。





《 コットン 》

2019年9月20日


大型台風の影響で

コットンの綿はビロ~ンと伸びてしまったり、

どこかへ飛んでしまったり・・・



ピロ―トーキング≪1≫~≪22≫ へのリンク

《 52 》

台風で伸びたコットン

テラス下のスミレ

PILLOW TALKING

ピロ―トーキング≪23≫~≪44≫ へのリンク

レースフラワー

ピロー  トーキング

 ピロートークをしましょう!

(ページトップのメールにて)

トップページに戻る

私からの チョッとしたお話。

ピロ―トーキング≪452019年目覚め!≫

ピロ―トーキング≪46 ヴェネチアンカーニヴァル ≫

ピロ―トーキング≪47 新しい時代へ

ピロ―トーキング≪48新たなスタートへ

ピロ―トーキング≪49コットン

ピロ―トーキング≪50The Lace Guild2019受賞式

ピロ―トーキング≪51ルルド-フランス

一人静
咲き始めはブラシみたい!

オダマキ

バターカップ  2009
デザイン&制作 宮脇千恵子

白いミゾソバ

金平糖みたいな
つぼみ

ミゾソバ